学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 必修問題 ▸ §34 下腿骨骨幹部骨折の固定 / QJ29A033
理由で解く 柔道整復師
下腿骨骨幹部骨折の固定は、大腿中央部から足のMP関節手前(中足骨骨頭の手前)までが基本です。
骨折の固定は、骨折部の上下の関節を含めて動かないようにするのが原則です。下腿骨骨幹部では膝関節と足関節の両方をまたぐ必要があるため、近位は大腿中央部まで、遠位は足底を含めて中足骨骨頭のすぐ手前までとします。MP関節の手前で止めるのは、足趾を自由に動かせるようにしておくためです。足趾の色調・冷感・しびれ・自動運動を観察できれば循環障害や神経障害を早期に見つけられ、足趾の拘縮予防にもなります。肢位は足関節を底背屈中間位(90度)、膝関節を軽度屈曲位に保ちます。固定後は下腿のコンパートメント症候群に注意し、安静にしていても増強する痛み、しびれ、足趾を他動的に伸ばしたときの強い痛みがあれば、直ちに固定を緩めて医師の診察につなぎます。
| 遠位端の位置 | 足関節の固定性 | 足趾の観察・運動 | 評価 |
|---|---|---|---|
| 足尖まで | 十分 | できない | 循環・神経の観察に不利 |
| 足MP関節手前まで | 十分 | できる | 適切 |
| リスフラン関節手前まで | 不足 | できる | 足関節の固定が不安定 |
| ショパール関節手前まで | 大きく不足 | できる | 固定として不成立 |
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