学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 柔道整復理論 ▸ §23 各論(軟部組織損傷) 下肢 / QJ28P105
理由で解く 柔道整復師
正しいのは3です。完全断裂では断端が離れるため、損傷部に陥凹を触れます。
肉ばなれは、筋が収縮しながら引き伸ばされる遠心性(伸張性)収縮のときに、筋腱移行部を中心として筋線維が部分的あるいは完全に断裂するものです。大腿四頭筋では、股関節と膝関節の二関節にまたがる大腿直筋が最も伸張ストレスを受けやすく好発します。完全断裂では断端が離開して連続性が途切れ、陥凹として触れ、自動収縮させると近位側に筋腹の膨隆が現れます。皮下出血斑は深部の出血が皮下へ降りてくるまで時間がかかるため、受傷直後には認めず、通常は数日後に損傷部より遠位に出現します。
対応としては、急性期は安静・冷却・圧迫・挙上で出血と腫脹を抑え、疼痛のない範囲の等尺性収縮から始めて、ストレッチ、段階的な負荷、スポーツ動作へと進めます。陥凹を触れる、著しい筋力低下があるなど完全断裂を疑う所見があれば医師の評価を受けます。
| 項目 | 誤りやすい理解 | 実際 |
|---|---|---|
| 発生する収縮様式 | 求心性収縮 | 遠心性(伸張性)収縮 |
| 好発筋 | 中間広筋 | 大腿直筋(二関節筋) |
| 完全断裂の所見 | 外見上わかりにくい | 陥凹を触れ、収縮で筋腹が膨隆 |
| 皮下出血斑 | 受傷直後から出る | 数日後に損傷部より遠位へ出現 |
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