学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 外科学概論 ▸ §11 止血 / QJ28P054
理由で解く 柔道整復師
この設問は「外出血に当てはまらないのはどれか」を問うています。皮下出血は組織内に血液がとどまる内出血なので、答えは3です。
外出血と内出血を分ける基準は、血液が最終的に体外へ出るかどうかの一点です。鼻腔・気道・消化管・尿路など体外に通じる管腔からの出血は、いったん体内を通っても最後は鼻出血・喀血・吐血・下血・血尿として体表に現れるため、すべて外出血に含めます。これに対して血液が閉じた腔や組織のなかにとどまるもの(血胸・血腹・関節内血腫・血腫・皮下出血)は内出血です。この区別は観察の仕方に直結し、外出血は量が目で見えるので直接圧迫による止血が最優先、内出血は失血量が外から見えないため、脈拍の増加・血圧低下・顔面蒼白・冷汗・意識レベルといったショックの徴候で全身状態を評価し、必要なら速やかに医療機関へつなぐという行動になります。
| 外出血 | 内出血 | |
|---|---|---|
| 血液の行き先 | 体外へ流出する | 体腔内・組織内にとどまる |
| 代表例 | 鼻出血、喀血(肺結核など)、吐血・下血(消化性潰瘍など)、血尿、創からの出血 | 皮下出血(紫斑・血腫)、血胸、血腹、頭蓋内出血、関節内血腫 |
| 出血量の把握 | 目で見える(ただし吐血・下血は時間差がある) | 外からは把握できない |
| 初期対応の中心 | 直接圧迫止血、患部の挙上、安静 | 安静・冷却とショック徴候の観察、速やかな医療機関への引き継ぎ |
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