学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 一般臨床医学 ▸ §13 主要な疾患 呼吸器疾患 / QJ28P036
理由で解く 柔道整復師
結核菌は飛沫核となって空中を漂い、それを吸い込むことで感染します。すなわち空気感染(飛沫核感染)です。
咳やくしゃみで飛び散った飛沫は、水分が蒸発すると直径5μm未満の飛沫核となり、長時間空中に漂って遠くまで達します。結核菌はこの飛沫核として吸入されて肺胞に到達するため、感染対策は個室(陰圧室)管理とN95マスクの着用が基本になります。診断では、喀痰の塗抹(抗酸菌染色)、培養、核酸増幅(PCR)検査で菌そのものを証明します。一方、感染しているかどうかの判定にはツベルクリン反応やインターフェロンγ遊離試験(IGRA)を用います。IGRAは結核菌に特異的な抗原に対する反応をみるため、BCG接種の影響を受けないという利点があり、BCG接種歴のある日本では特に有用です。
| 検査 | みているもの | BCGの影響 | 用途 |
|---|---|---|---|
| 喀痰塗抹・培養 | 菌そのもの | なし | 活動性結核の確定・排菌の有無 |
| PCR(核酸増幅) | 菌のDNA | なし | 迅速な菌の証明 |
| ツベルクリン反応 | 結核菌抗原への遅延型過敏反応 | 受ける(陽性化する) | 感染の推定 |
| IGRA | 特異抗原刺激によるインターフェロンγ産生 | 受けない | BCG接種者の感染診断 |
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