学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 一般臨床医学 ▸ §13 主要な疾患 呼吸器疾患 / QJ30P033
理由で解く 柔道整復師
気管支喘息の発作では、息を吐くときに気道がつぶれやすくなるため呼気が延長し、笛のような喘鳴を伴う呼気性呼吸困難となります。
喘息は気道の慢性の好酸球性炎症を基盤に、気道過敏性が亢進して発作性の気流制限を起こす疾患です。アトピー型ではダニやハウスダストなどの吸入抗原にIgE抗体が結合し、肥満細胞からヒスタミンやロイコトリエンが放出されるI型アレルギーが発作の引き金になります。呼気時は胸腔内圧が陽圧になるため、炎症と分泌物で狭くなった末梢気道はさらに虚脱しやすく、息を吐き切るのに時間がかかります。これが呼気延長と笛声喘鳴(wheeze)の理由です。気流制限は治療や自然経過で改善する可逆性が特徴で、この点が不可逆性のCOPDとの決定的な違いになります。また発作は夜間から早朝に多く、副交感神経が優位になること、内因性コルチゾールが低下すること、気道径に日内変動があることが背景にあります。
| 気管支喘息 | COPD | |
|---|---|---|
| 気流制限 | 可逆性 | 不可逆性 |
| 炎症の主役 | 好酸球、IgE | 好中球、マクロファージ |
| 症状の出方 | 発作性、夜間・早朝に多い | 労作時呼吸困難が持続的に進行 |
| 主な原因 | アレルゲン、気道過敏性 | 喫煙 |
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