学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 解剖学 ▸ §8 内分泌器系 / QJ28A072
理由で解く 柔道整復師
下垂体後葉から放出されるホルモンは、オキシトシンとバソプレシン(抗利尿ホルモン)の2つだけです。正答は1です。
下垂体後葉(神経下垂体)は間脳が下方へ伸び出した神経組織で、それ自体はホルモンをつくりません。視床下部の室傍核・視索上核にある神経分泌細胞がオキシトシンとバソプレシンを産生し、その軸索が下垂体茎を下って後葉に終わり、神経終末から直接血中へ放出されます。オキシトシンは分娩時に子宮平滑筋を収縮させ、授乳時には乳腺の筋上皮細胞を収縮させて射乳を起こします。一方の前葉(腺性下垂体)は上皮性の腺組織で、成長ホルモン・プロラクチン・副腎皮質刺激ホルモン・甲状腺刺激ホルモン・黄体形成ホルモン・卵胞刺激ホルモンの6つを産生し、視床下部の放出ホルモンが下垂体門脈を通って前葉を調節します。「後葉は神経性で2つだけ、それ以外は前葉」と割り切るのが最短の解き方です。
| 部位 | 組織の性質 | ホルモン | 視床下部からの調節 |
|---|---|---|---|
| 前葉(腺性下垂体) | 上皮性の腺組織 | 成長ホルモン、プロラクチン、副腎皮質刺激ホルモン、甲状腺刺激ホルモン、黄体形成ホルモン、卵胞刺激ホルモン | 下垂体門脈による液性調節 |
| 中間部 | 上皮性 | メラニン細胞刺激ホルモン | 液性調節 |
| 後葉(神経下垂体) | 神経組織(軸索終末) | オキシトシン、バソプレシン(抗利尿ホルモン) | 室傍核・視索上核からの軸索輸送 |
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