学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 解剖学 ▸ §9 神経系 / QJ28A073
理由で解く 柔道整復師

ウェルニッケ野(感覚性言語野)は優位半球の上側頭回の後部にあります。正答は4(d)です。
ウェルニッケ野はブロードマンの22野を中心とする領域で、大脳半球の外側面では、外側溝(シルビウス裂)の下側をたどった側頭葉のうしろ寄り、一次聴覚野(横側頭回)のすぐ後方、頭頂葉の縁上回・角回の前方にあたります。聞いた言葉や読んだ文字を意味として受け取る場で、障害されると発話は流暢なのに内容が意味をなさず、話しかけられた内容の理解も落ちる感覚性(ウェルニッケ)失語となります。これに対して運動性言語野(ブローカ野、44・45野)は下前頭回の後部にあり、障害されると理解は比較的保たれる一方で発話が非流暢・努力性になります。両者は弓状束で連絡し、言語機能は約9割の人で左半球が優位です。外側面の図で位置を判定するときは、まず中心溝と外側溝という2本の大きな溝を見つけ、「外側溝より下・側頭葉の後方寄り」がウェルニッケ野、「外側溝より上・前頭葉の後下部」がブローカ野、と位置関係で決めるのが確実です。
| ウェルニッケ野 | ブローカ野 | |
|---|---|---|
| 位置 | 上側頭回の後部(側頭葉) | 下前頭回の後部(前頭葉) |
| ブロードマン領野 | 22野 | 44・45野 |
| 外側溝との関係 | 外側溝より下 | 外側溝より上 |
| 役割 | 言葉の理解(感覚性言語野) | 発話の産生(運動性言語野) |
| 障害時の発話 | 流暢だが意味をなさない | 非流暢・努力性 |
| 障害時の理解 | 不良 | 比較的良好 |
解説に誤り・改善点があればお知らせください。件名と本文は自動入力済みです(編集できます)。お名前・メールアドレスは任意です。送信内容は玄康株式会社(黒澤一弘)に届きます。