学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 解剖学 ▸ §8 内分泌器系 / QJ29A069
理由で解く 柔道整復師
濾胞を構造の単位とする内分泌腺は甲状腺。正答は2。
甲状腺は、大小さまざまな球形の濾胞がぎっしり集まってできている点で、ほかの内分泌腺と姿がはっきり違う。1個の濾胞は単層立方の濾胞上皮に囲まれ、その内腔にサイログロブリンを主成分とするコロイドをためている。ホルモンをいったん細胞の外(濾胞腔)に貯蔵しておき、必要になったぶんだけ上皮細胞が再び取り込んで甲状腺ホルモン(T3・T4)として血中へ出す、という二段構えが甲状腺最大の特徴で、長期間ぶんを蓄えられるのはこの仕組みによる。濾胞と濾胞のあいだに散在する傍濾胞細胞(C細胞)はカルシトニンを分泌し、血中カルシウム濃度を下げる。ほかの内分泌腺は貯蔵用の腔をもたず、腺細胞が索状・胞巣状・島状に並んで毛細血管へ直接分泌する。「外に貯めてから出すのが甲状腺、作ってすぐ出すのがそれ以外」と機能から形を思い出せる。
| 内分泌腺 | 組織の配列 | 主なホルモン |
|---|---|---|
| 甲状腺 | 濾胞(濾胞上皮+コロイド) | T3・T4、カルシトニン(C細胞) |
| 下垂体前葉 | 索状・胞巣状 | 成長ホルモン、TSH、ACTH ほか |
| 膵島 | 島状(外分泌部の中に散在) | インスリン、グルカゴン |
| 副腎皮質 | 球状帯・束状帯・網状帯の3層 | アルドステロン、コルチゾール、副腎アンドロゲン |
| 副腎髄質 | クロム親和性細胞の集まり | アドレナリン、ノルアドレナリン |
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