学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 解剖学 ▸ §8 内分泌器系 / QJ29A070
理由で解く 柔道整復師
副腎皮質は外側から球状帯・束状帯・網状帯の3層に分かれ、それぞれ違うホルモンを作り分けます。アルドステロンは最外層の球状帯でつくられるので、正しい組合せは1です。
3層の並びと産生ホルモンは「外から順に、球・束・網=塩・糖・性」と対応させると崩れません。球状帯の鉱質コルチコイド(アルドステロン)は腎の遠位尿細管・集合管でナトリウム再吸収とカリウム排泄を促し、体液量と血圧を保ちます。束状帯の糖質コルチコイド(コルチゾール、コルチコステロン)は糖新生を進め、抗炎症・抗ストレスに働きます。網状帯は副腎アンドロゲン(DHEAなど)を出します。また調節系も層で異なり、束状帯と網状帯は下垂体前葉のACTHに支配されるのに対し、球状帯は主にレニン・アンジオテンシン系と血中カリウムで調節されます。副腎髄質は皮質とは発生起源が異なり(交感神経節と同じ神経堤由来)、アドレナリン・ノルアドレナリンを分泌します。
| 部位 | 主なホルモン | おもな作用 | 調節 |
|---|---|---|---|
| 皮質・球状帯(最外層) | アルドステロン(鉱質コルチコイド) | Na再吸収・K排泄、体液量と血圧の維持 | レニン・アンジオテンシン系、血中K |
| 皮質・束状帯(中層) | コルチゾール、コルチコステロン(糖質コルチコイド) | 糖新生、抗炎症、抗ストレス | ACTH |
| 皮質・網状帯(最内層) | 副腎アンドロゲン(DHEAなど) | 男性化作用、思春期の体毛発育 | ACTH |
| 髄質 | アドレナリン、ノルアドレナリン | 心拍数・血圧上昇、血糖上昇 | 交感神経(節前線維) |
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