学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 解剖学 ▸ §8 内分泌器系 / QJ30A068
理由で解く 柔道整復師
下垂体は間脳(視床下部)の下面から漏斗でぶら下がり、蝶形骨のトルコ鞍の下垂体窩に収まります。間脳の上後部に位置するのは松果体で、この記述が設問の求める肢です。
下垂体は、由来の異なる2つの部分が合わさってできた器官です。前葉(腺性下垂体)は胎生期に口腔上皮が上方へ伸びたラトケ嚢に由来する腺組織で、視床下部でつくられた放出ホルモン・抑制ホルモンが下垂体門脈を通って届き、成長ホルモンをはじめ6種類のホルモンを分泌します。後葉(神経性下垂体)は間脳底が下方へ伸びたもので、視索上核・室傍核の神経細胞の軸索がそのまま下り、その終末からバソプレシン(抗利尿ホルモン)とオキシトシンが血中へ放出されます。つまり後葉はホルモンを合成せず、運ばれてきたものを放出する場所です。位置関係としては、間脳の上後部に突き出るのは松果体で、下垂体とはちょうど反対側にあたります。
| 項目 | 前葉(腺性下垂体) | 後葉(神経性下垂体) |
|---|---|---|
| 発生 | ラトケ嚢(口腔上皮) | 間脳底の下方への伸び |
| 組織 | 腺組織 | 神経組織(軸索+下垂体細胞) |
| 視床下部との連絡 | 下垂体門脈(体液性) | 神経軸索(神経性) |
| ホルモン | GH・PRL・ACTH・TSH・FSH・LH | バソプレシン・オキシトシン(放出のみ) |
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