学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 必修問題 ▸ §13 第5中手骨頸部骨折の固定 / QJ28A010
理由で解く 柔道整復師
中手骨頸部骨折の固定では、手関節だけを軽度伸展(背屈)位に置き、MP関節以下は屈曲位とする。正答は1。
中手骨頸部骨折は、握りこぶしで殴打した際に第5(次いで第4)中手骨頸部に生じ、骨頭が掌側へ屈曲転位するのが典型である。整復はMP関節とPIP関節を屈曲させ、基節骨を介して骨頭を押し戻す方法(ヤース法)が用いられる。その整復位を保つため、MP関節は屈曲位で固定する。MP関節の側副靱帯は屈曲位で緊張し伸展位で弛緩するため、伸展位のまま固めると靱帯が短縮して伸展拘縮を残す。手関節だけは軽度背屈位に置くと手内在筋の緊張バランスが整い、機能的な肢位が保たれる。
| 関節 | 固定肢位 | 理由 |
|---|---|---|
| 手関節 | 軽度伸展(背屈) | 手内在筋の緊張バランスを保つ |
| MP関節 | 屈曲 | 側副靱帯を緊張位に保ち伸展拘縮を防ぐ/整復位の保持 |
| PIP・DIP関節 | 軽度屈曲 | 屈曲制限を残さない機能的肢位 |
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