学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 必修問題 ▸ §13 第5中手骨頸部骨折の固定 / QJ30A015
理由で解く 柔道整復師
第5中手骨頸部骨折の固定では手関節を軽度背屈位に置く。「軽度屈曲位」は誤りで、正答は1。
第5中手骨頸部骨折(いわゆるボクサー骨折)では骨頭が掌側へ屈曲転位する。整復位を保つ鍵はMP関節の屈曲で、MP関節を屈曲させると側副靱帯が緊張し、基節骨を介して骨頭を押さえる形がつくれる。このとき手関節は機能肢位である軽度背屈位(およそ20〜30度)に置く。手関節を掌屈させると手指の伸筋腱が相対的に張ってMP関節を十分屈曲させにくくなり、整復位が崩れやすいうえ拘縮も残りやすい。PIP・DIP関節は軽度屈曲位にとどめ、固定中も可能な範囲で指を動かして拘縮を防ぐ。
| 部位 | 固定肢位 | 理由 |
|---|---|---|
| 手関節 | 軽度背屈位(20〜30度) | 伸筋腱を緩めMP屈曲位を保ちやすくする(1は誤り) |
| MP関節 | 40〜70度屈曲位 | 側副靱帯を緊張させ骨頭を安定させる |
| PIP・DIP関節 | 軽度屈曲位 | 拘縮を避けつつ整復位を保つ |
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