学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 必修問題 ▸ §12 コーレス(Colles)骨折の固定 / QJ30A014
理由で解く 柔道整復師
コーレス骨折は遠位骨片が背側・橈側へ転位するので、固定はその逆方向、すなわち前腕回内位・手関節軽度掌屈・尺屈位とする。
コーレス骨折は手をついて手関節が背屈強制されて生じる橈骨遠位端骨折で、遠位骨片は背側転位・橈側転位・短縮(近位転位)・回外転位を示す。側方から見るとフォーク状変形、正面から見ると銃剣状変形になるのはこのためである。整復は末梢牽引で短縮を除いたうえ、背側転位を掌側へ、橈側転位を尺側へ戻して行う。固定はその整復位を保つ肢位=前腕回内・手関節軽度掌屈・尺屈位。ただし強い掌屈位(コットン・ローダー肢位)は手根管内圧を高めて正中神経障害や手指拘縮を招くため、掌屈はあくまで軽度にとどめ、手指・肘・肩の自動運動を毎日行わせる。
| 受傷機転 | 遠位骨片の転位 | 固定肢位 | |
|---|---|---|---|
| コーレス骨折 | 手をついて背屈強制 | 背側・橈側・回外 | 前腕回内、手関節軽度掌屈・尺屈 |
| スミス骨折 | 手背をついて掌屈強制 | 掌側 | 前腕回外、手関節軽度背屈 |
解説に誤り・改善点があればお知らせください。件名と本文は自動入力済みです(編集できます)。お名前・メールアドレスは任意です。送信内容は玄康株式会社(黒澤一弘)に届きます。