学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 必修問題 ▸ §11 コーレス(Colles)骨折の診察および整復 / QJ28A009
理由で解く 柔道整復師
コーレス骨折の後、時間をおいて生じる代表的な合併症が長母指伸筋腱の皮下断裂である。正答は4。
「続発する」とは、受傷の瞬間に同時に起こるのではなく、経過中に遅れて生じることを意味する。長母指伸筋腱は橈骨背側のリスター結節を滑車のように回って走行するため、骨折部の骨性隆起や瘢痕による摩擦と、腱への血行障害が重なると、受傷から数週〜数か月後に断裂することがある。母指のIP関節が自力で伸ばせなくなるのが特徴的な所見である。したがって固定中・固定解除後の経過観察では、母指の自動伸展を毎回確認し、伸ばせなくなっていれば速やかに医師へ紹介する。
| 時期 | 内容 | 例 |
|---|---|---|
| 受傷時(合併損傷) | 同じ外力で同時に生じる | 尺骨茎状突起骨折、舟状骨骨折、月状骨脱臼、正中神経損傷 |
| 経過中(続発症) | 時間をおいて遅れて生じる | 長母指伸筋腱皮下断裂、ズデック骨萎縮、変形治癒、手指拘縮 |
解説に誤り・改善点があればお知らせください。件名と本文は自動入力済みです(編集できます)。お名前・メールアドレスは任意です。送信内容は玄康株式会社(黒澤一弘)に届きます。