学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 必修問題 ▸ §12 コーレス(Colles)骨折の固定 / QJ34A012
理由で解く 柔道整復師
コーレス骨折の固定は、遠位側をMP関節の手前(MP関節近位)までとして、指の運動を妨げないようにします。正しいのは3です。
この骨折の固定には二つの狙いがあります。一つは再転位の防止で、そのために近位側は上腕近位部(肘上)まで含めて前腕の回旋を制限します。もう一つは合併症の予防で、手指の関節が固定されると短期間でも拘縮を来しやすいため、遠位側はMP関節の手前で止め、MP関節から先を自由に動かせるようにします。加えて母指も自由にしておきます。固定範囲が手関節近位までしかなければ骨折部の背屈・回旋を制御できず整復位が保てませんし、逆にDIP関節やPIP関節を越えて指まで固定すると、手指の拘縮や腫脹の遷延を招きます。固定した当日から手指の自動運動を促し、腫脹・しびれ・皮膚色の変化があれば固定を調整し、必要に応じて医師に相談します。
| 固定の端 | 位置 | 理由 |
|---|---|---|
| 近位端 | 上腕近位部(肘上) | 前腕の回旋を制限し再転位を防ぐ |
| 遠位端 | MP関節近位(手前) | MP関節以遠の運動を残し、手指拘縮を防ぐ |
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