学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 必修問題 ▸ §7 定型的鎖骨骨折の診察および整復 / QJ28A003
理由で解く 柔道整復師
定型的鎖骨骨折では短縮・屈曲・側方の転位が生じるが、骨片が離れて全長が伸びる延長転位は起こらない。設問は「みられないもの」を問うており、正答は2。
定型的鎖骨骨折は中1/3と外1/3の境界部に起こる。近位骨片は胸鎖乳突筋に引かれて後上方へ転位し、遠位骨片は上肢の重みで下垂したうえ、大胸筋・小胸筋・広背筋によって前内方へ引き寄せられる。この結果、骨折部は上方凸の屈曲変形をとり、骨片同士が重なって鎖骨の全長は短くなる。遠位骨片を内方へ引く筋が働く以上、骨片が引き離される力は生じないため、延長転位は理論的にも起こらない。
| 骨片 | 主に働く筋 | 転位方向 |
|---|---|---|
| 近位骨片 | 胸鎖乳突筋 | 後上方 |
| 遠位骨片 | 上肢の重み/大胸筋・小胸筋・広背筋 | 下垂+前内方 |
| 骨折部全体 | ― | 上方凸の屈曲・短縮・側方転位 |
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