学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 柔道整復理論 ▸ §23 各論(軟部組織損傷) 下肢 / QJ27P100
理由で解く 柔道整復師
足部が過度に回内すると屈筋支帯が引き伸ばされて緊張し、足根管の内腔が狭くなって脛骨神経が圧迫されます。正しいのは4です。
足根管は内果の後下方にあるトンネルで、床と壁を距骨・踵骨の内側面が、屋根を屈筋支帯(分裂靱帯)が作っています。中を後脛骨筋腱、長趾屈筋腱、後脛骨動静脈、脛骨神経、長母趾屈筋腱が前方から後方へ順に通り、脛骨神経は管内またはその出口で内側足底神経・外側足底神経・内側踵骨枝に分かれます。踵が外反して足部が過度に回内する(オーバープロネーション)と、内側の軟部組織が引き伸ばされて屈筋支帯が張り、管の断面が狭まって脛骨神経が圧迫されます。症状は足底のしびれや灼熱痛で、立位や歩行が続くと強まり、夜間痛を訴えることもあります。内果後下方を叩いて足底へ放散するチネル徴候が参考になります。扁平足・回内足が背景にあるなら、内側縦アーチを支える足底挿板や後脛骨筋の強化が対処につながります。
| 足根管症候群 | 前足根管症候群 | |
|---|---|---|
| 部位 | 内果後下方 | 足背(足関節前面) |
| 屋根を作る構造 | 屈筋支帯(分裂靱帯) | 下伸筋支帯 |
| 絞扼される神経 | 脛骨神経(内側・外側足底神経) | 深腓骨神経 |
| 感覚障害の部位 | 足底 | 第1・2趾間の背側 |
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