学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 柔道整復理論 ▸ §23 各論(軟部組織損傷) 下肢 / QJ27P097
理由で解く 柔道整復師
この設問は「誤っているもの」を選びます。受傷から24時間ではまだ出血が落ち着いておらず、時間だけを目安に温熱へ切り替えるのは適切ではありません。答えは3です。
大腿部前面の打撲は、大腿四頭筋の内部で出血が起こる損傷です。急性期に温めたり強く揉んだり、無理に伸ばしたりすると血腫が広がり、その血腫の中に骨組織が作られる骨化性筋炎へ進むことがあります。急性期は冷却・圧迫・挙上を行い、膝を屈曲させて大腿四頭筋を軽く伸張した肢位で固定します。温熱や愛護的な可動域訓練へ進むかどうかは、「24時間経ったか」ではなく、熱感・拍動痛・腫脹の増大が収まったことを確かめてから判断します。硬結が日を追って大きくなる、痛みが強まる、膝の屈曲角度がむしろ減ってくるといった変化があれば、骨化性筋炎やコンパートメント症候群を念頭に、画像評価のため医師へつなぎます。
| 時期 | 目標 | 行うこと | 避けること |
|---|---|---|---|
| 急性期(熱感・腫脹が進行中) | 出血と腫脹の抑制 | 冷却・圧迫・挙上、膝屈曲位固定 | 温熱、マッサージ、強い伸張 |
| 回復期(熱感・腫脹が収束後) | 可動域と筋力の回復 | 温熱、愛護的な可動域訓練、等尺性収縮から開始 | 痛みを押して行う強い他動伸張 |
解説に誤り・改善点があればお知らせください。件名と本文は自動入力済みです(編集できます)。お名前・メールアドレスは任意です。送信内容は玄康株式会社(黒澤一弘)に届きます。