学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 柔道整復理論 ▸ §17 各論(骨折) 下肢 / QJ27P083
理由で解く 柔道整復師
大腿骨骨幹部骨折は交通事故や高所転落など、強大な直達外力で起こることが多い。したがって「介達外力による発生が多い」とする1が設問の答え。
大腿骨は人体で最も太く強い長管骨であり、その骨幹が折れるには大きなエネルギーが必要となる。バンパー外傷、高所からの転落、機械への挟まれなど直達外力による発生が中心である(介達外力での発生がないわけではないが、多数を占めるのは直達外力)。骨折部からの出血は1,000〜1,500mL以上に達しうるため、出血性ショックの管理が最優先となる。また周囲の強い筋群(腸腰筋・殿筋群・内転筋群・大腿四頭筋・ハムストリングス)が骨片を引くので転位が大きく、上1/3骨折では近位骨片が屈曲・外転・外旋位をとる。脂肪塞栓症候群、坐骨神経・大腿動脈損傷、開放骨折の合併にも注意する。顔色・冷汗・脈拍・意識レベルを観察しながら下肢全体を副子で固定し、保温して救急搬送する。
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