学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 柔道整復理論 ▸ §17 各論(骨折) 下肢 / QJ27P084
理由で解く 柔道整復師
踵骨骨折では踵骨隆起が押し下げられ、側面像で測るベーラー角(結節角)が減少する。これが踵骨圧迫骨折を示す代表的な所見。
ベーラー角は、踵骨後上縁と後距骨関節面上縁を結ぶ線、および後距骨関節面上縁と前上縁を結ぶ線がなす角で、正常はおよそ25〜40度。高所から落ちて踵から着地すると、距骨が踵骨に上方から打ち込まれ、後距骨関節面が陥没して角度が小さくなる(重症例では消失・逆転する)。踵骨骨折は両側性に生じることがあり、力が体幹へ伝わることで胸腰椎移行部の圧迫骨折を合併する例も多い。したがって足部だけでなく、必ず腰背部痛の有無も確認する。腫脹が強く区画症候群を起こしうるので、下肢を挙上し、しびれや強い疼痛の増強があれば速やかに医師へつなぐ。
| 骨折部位 | 特徴的な所見・合併症 |
|---|---|
| 踵骨 | ベーラー角の減少、脊椎圧迫骨折の合併 |
| 距骨 | 距骨下関節・足関節の障害、体部の阻血性壊死 |
| 舟状骨 | 足内側の限局した圧痛、内側縦アーチの障害 |
| 立方骨 | 外側縦アーチの構成骨、外側の荷重時痛 |
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