学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 整形外科学 ▸ §10 疾患別各論 非感染性軟部・骨関節疾患 / QJ27P057
理由で解く 柔道整復師
続発性骨粗鬆症は「ホルモン」「薬」「不動」「慢性炎症」で起こる。骨代謝回転を高める甲状腺機能亢進症は原因になるが、低下症は原因疾患に含まれないため、これが答え。
続発性骨粗鬆症は、原因となる疾患・薬剤・生活状況がはっきりしている骨粗鬆症を指す。内分泌性(副甲状腺機能亢進症、クッシング症候群、甲状腺機能亢進症、性腺機能低下)、薬剤性(副腎皮質ステロイド薬が代表)、不動性(廃用)、栄養性、そして関節リウマチのような慢性炎症性疾患が主な柱になる。甲状腺ホルモンは破骨細胞と骨芽細胞の両方を刺激して骨代謝回転を高めるが、吸収が形成を上回るため、亢進症では骨量が減る。逆に機能低下症では骨代謝回転そのものが落ちるため、骨粗鬆症の原因疾患としては数えない(ただし治療でホルモン製剤を過剰に補充すれば、亢進症と同じ状況をつくり骨量減少につながりうる点は補足として覚えておくとよい)。「骨代謝回転が上がるほど骨は減りやすい」という軸で整理すると、内分泌疾患の当てはめが速くなる。
| 病態・要因 | 骨への作用 | 骨粗鬆症の原因になるか |
|---|---|---|
| 甲状腺機能亢進症 | 骨代謝回転亢進、吸収が形成を上回る | なる |
| 甲状腺機能低下症 | 骨代謝回転が低下 | ならない(原因疾患に含めない) |
| 副甲状腺機能亢進症 | PTH持続高値で骨吸収亢進(皮質骨優位) | なる |
| クッシング症候群・ステロイド薬 | 骨形成抑制+Ca吸収低下・排泄増加 | なる |
| 関節リウマチ | 炎症性サイトカイン→RANKL→破骨細胞活性化 | なる |
| 安静臥床・麻痺・固定 | メカニカルストレス消失で吸収優位 | なる(廃用性) |
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