学習トップ理由で解く 柔道整復師リハビリテーション医学 ▸ §4 リハビリテーション医学の評価と診断 / QJ27P018

理由で解く 柔道整復師

QJ27P018 リハビリテーション医学

出典:第27回柔道整復師国家試験(2019)午後 問18
問題
機能的自立度評価法(FIM)で監視または準備が必要だが、一人で実施可能な場合のレベルはどれか。
選択肢
1 7
2 6
3 5
4 4
解答
正解3(5)
解説

FIMの7段階では、5が「監視・準備」にあたります。介助者が手を触れずに見守りや準備をするだけで、動作自体はすべて本人が行える段階です。正答は3(=レベル5)。

FIM(機能的自立度評価法)は、実際に「している」ADLを評価する尺度で、運動項目13+認知項目5の計18項目を各1〜7点、合計18〜126点で採点します。段階の境目は2か所で覚えます。まず「介助者が要るかどうか」で、7点(完全自立)と6点(修正自立)は介助者不要、5点以下は何らかの人手が必要です。次に「介助者が手を触れるかどうか」で、5点は手を触れない介助(見守り・声かけ・道具の準備・装具の装着)、4点以下は手を触れる介助となり、本人が遂行する割合で4点(75%以上)・3点(50%以上)・2点(25%以上)・1点(25%未満)に分かれます。設問の「監視または準備が必要だが、一人で実施可能」はまさに5点の定義です。

✓ 3. 正しい
5
監視・準備のレベルです。見守り、指示、道具を並べるなどの準備は要りますが、介助者が手を触れることはなく、動作は本人が全て遂行します。
✗ 1. 誤り
7
完全自立です。補助具を使わず、通常の時間内に、安全に、介助者なしで行える段階で、監視も準備も不要です。
✗ 2. 誤り
6
修正自立です。補助具を使う、時間がかかる、安全性への配慮が必要といった条件はつきますが、介助者は不要で、監視も準備も要しません。
✗ 4. 誤り
4
最小介助です。介助者が手を触れて介助し、本人が全体の75%以上を行う段階で、「一人で実施可能」という条件と合いません。
ポイント
  • FIMは運動13+認知5の計18項目、各1〜7点、合計18〜126点。「しているADL」を評価する。
  • 7・6は介助者不要(7=完全自立、6=修正自立)。
  • 5は手を触れない介助=監視・準備。動作自体は本人が全て行う。
  • 4以下は手を触れる介助。4=本人75%以上、3=50%以上、2=25%以上、1=25%未満。
  • 6と5の分かれ目は「介助者が居る必要があるか」。ここを押さえると迷わない。
比較表
FIMの7段階
点数名称介助者内容
7完全自立不要補助具なし、通常の時間内、安全に遂行
6修正自立不要補助具使用/時間がかかる/安全性への配慮が必要
5監視・準備必要(手は触れない)見守り、指示、準備、装具の装着
4最小介助必要(手を触れる)本人が75%以上を行う
3中等度介助必要(手を触れる)本人が50%以上75%未満
2最大介助必要(手を触れる)本人が25%以上50%未満
1全介助必要(手を触れる)本人が25%未満
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