学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 病理学概論 ▸ §10 先天性異常 / QJ27A107
理由で解く 柔道整復師
常染色体劣性遺伝はゴーシェ病です。マルファン症候群は常染色体優性、デュシェンヌ型筋ジストロフィーはX連鎖劣性、クラインフェルター症候群はそもそも単一遺伝子病ではなく性染色体の数的異常です。
遺伝形式の問題は、まず「単一遺伝子病か染色体異常か」で二分し、単一遺伝子病だけを優性・劣性・X連鎖に振り分けると整理しやすくなります。目安として、酵素が欠損して基質がたまるタイプの代謝疾患(ライソゾーム病、糖原病、フェニルケトン尿症、ウィルソン病など)は常染色体劣性が多く、構造蛋白の異常で結合組織や骨格に形態異常が出るタイプ(マルファン症候群、軟骨無形成症、神経線維腫症I型など)は常染色体優性が多いという傾向があります。ゴーシェ病はライソゾーム酵素グルコセレブロシダーゼの欠損によりグルコセレブロシドが蓄積する病気で、この目安がそのまま当てはまります。染色体異常であるクラインフェルター症候群を遺伝形式の選択肢に混ぜてくる出題は頻出なので、枠が違うことを見抜けるようにしておきましょう。
| 疾患 | 遺伝形式・成因 | 特徴的な所見 |
|---|---|---|
| ゴーシェ病 | 常染色体劣性 | グルコセレブロシダーゼ欠損、ゴーシェ細胞、肝脾腫、骨病変 |
| マルファン症候群 | 常染色体優性 | フィブリリン異常、高身長、クモ状指、水晶体亜脱臼、大動脈解離 |
| デュシェンヌ型筋ジストロフィー | X連鎖劣性 | ジストロフィン異常、ガワーズ徴候、下腿仮性肥大、男児に発症 |
| クラインフェルター症候群 | 染色体数的異常(47,XXY) | 高身長、精巣萎縮・無精子症、女性化乳房 |
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