学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 生理学 ▸ §9 内分泌 / QJ27A084
理由で解く 柔道整復師
卵胞刺激ホルモン(FSH)は下垂体前葉から分泌される糖タンパクホルモンで、男性では精巣のセルトリ細胞に作用して精子形成を促進する。
性腺の調節は「視床下部→下垂体前葉→性腺」の3段構えで動く。視床下部から拍動性に分泌されたGnRH(性腺刺激ホルモン放出ホルモン)が下垂体前葉を刺激し、FSHとLH(黄体形成ホルモン)が血中へ出る。男性では、FSHは精細管の壁にあるセルトリ細胞に作用し、アンドロゲン結合タンパクの産生などを通じて精細管内をテストステロン高濃度に保ち、精子形成を支える。これに対しLHは精細管の間にあるライディッヒ(間質)細胞に作用してテストステロン(アンドロゲン)合成を促す。女性では、FSHが卵胞の発育と顆粒膜細胞のエストロゲン産生を促し、LHが排卵の引き金と黄体形成を担う。フィードバックでは、セルトリ細胞(女性では顆粒膜細胞)から出るインヒビンがFSHの分泌を選択的に抑える点が特徴的である。「L=ライディッヒ(Leydig)、頭文字が同じ」「F=精子を育てる(Fostering)セルトリ」と結びつけると、FSHとLHの作用細胞を取り違えにくい。
| 項目 | FSH(卵胞刺激ホルモン) | LH(黄体形成ホルモン) |
|---|---|---|
| 分泌部位 | 下垂体前葉 | 下垂体前葉 |
| 男性の標的細胞 | セルトリ細胞 | ライディッヒ細胞 |
| 男性での作用 | 精子形成の促進 | テストステロン(アンドロゲン)合成の促進 |
| 女性の標的・作用 | 顆粒膜細胞/卵胞発育・エストロゲン産生 | 莢膜細胞・卵胞/排卵の誘発・黄体形成 |
| 抑制するホルモン | インヒビン(選択的に抑制) | エストロゲン・プロゲステロンによる負のフィードバック |
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