学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 生理学 ▸ §9 内分泌 / QJ27A075
理由で解く 柔道整復師
下垂体で合成されるのは甲状腺刺激ホルモン(TSH)である。後葉から放出されるホルモンは視床下部で合成される点が、この設問の勘所である。
下垂体前葉は腺組織で、成長ホルモン、プロラクチン、甲状腺刺激ホルモン、副腎皮質刺激ホルモン、黄体形成ホルモン、卵胞刺激ホルモンの6種を自ら合成・分泌する。これに対し下垂体後葉は神経組織であり、オキシトシンとバソプレシン(抗利尿ホルモン)は視床下部の室傍核・視索上核にある神経細胞体で合成され、軸索の中を運ばれて後葉に貯蔵され、そこから血中へ放出される。したがって後葉ホルモンは「放出部位は下垂体だが、合成部位は視床下部」となる。設問が「合成」を問うのか「分泌・放出」を問うのかで正解が変わる典型的な出題なので、問題文の動詞を必ず確認してから選択肢を読む習慣をつけたい。
| ホルモン | 合成部位 | 放出部位 | 主な作用 |
|---|---|---|---|
| 甲状腺刺激ホルモン | 下垂体前葉 | 下垂体前葉 | 甲状腺ホルモンの分泌促進 |
| オキシトシン | 視床下部(室傍核) | 下垂体後葉 | 子宮収縮、射乳反射 |
| バソプレシン | 視床下部(視索上核) | 下垂体後葉 | 集合管での水再吸収促進 |
| アドレナリン | 副腎髄質 | 副腎髄質 | 心拍数増加、血糖上昇 |
| コルチゾール | 副腎皮質(束状層) | 副腎皮質 | 糖新生促進、抗炎症、抗ストレス |
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