学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 生理学 ▸ §9 内分泌 / QJ27A074
理由で解く 柔道整復師
成長ホルモンの分泌を増やすのは運動と睡眠の2つである(2つ選べ)。エネルギーが必要な場面、体を作り直す場面で出るホルモンだと捉えるとよい。
成長ホルモンは下垂体前葉から拍動性(パルス状)に分泌され、視床下部の成長ホルモン放出ホルモン(GHRH)と胃から分泌されるグレリンが分泌を促し、ソマトスタチンが抑える。1日で最大の分泌が起こるのは入眠後の深いノンレム睡眠(徐波睡眠)に一致する時間帯で、「寝る子は育つ」という言い回しにはこの生理学的裏づけがある。ほかに運動、低血糖、空腹、ストレス、アルギニンなどのアミノ酸も分泌刺激となる一方、血糖が上昇すると分泌は抑制される。成長ホルモン自体に血糖上昇作用と脂肪分解作用があるため、「糖が足りない状況で分泌され、糖を節約して脂肪を使わせる」という筋道で理解すれば、刺激因子を丸暗記せずに判断できる。
| 刺激 | 成長ホルモン分泌 | 理由 |
|---|---|---|
| 運動 | 増加 | エネルギー需要増大、血糖消費 |
| 睡眠(徐波睡眠) | 増加(最大) | 組織の修復・成長が進む時間帯 |
| 低血糖・空腹 | 増加 | 脂肪を動員し血糖を温存する必要 |
| 摂食(高血糖) | 減少 | 血糖が足りているため不要 |
| 飲水 | 影響しない | 浸透圧低下で変化するのはバソプレシン(抑制) |
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