学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 柔道整復理論 ▸ §20 各論(脱臼) 下肢 / QJ26P093
理由で解く 柔道整復師
距腿関節の外方脱臼では足部が外方へずれて外反(回内)するため、足底が外方を向き、結果として足背は内方を向く。
距腿関節は距骨滑車が脛骨・腓骨のつくるほぞ穴にはまり込む構造で本来きわめて安定しており、脱臼するには靱帯断裂や果部骨折を伴う強い外力が必要になる。分類は距骨(足部)がどちらへ転位したかでみる。前方脱臼では距骨が前方へ出るため足が長くみえ、足関節は伸展(背屈)位に固定される。後方脱臼では逆に前足部が短くみえ、屈曲(底屈)位に固定される。内方脱臼では足部が回外(内反)し足底が内方を向き、外方脱臼では回内(外反)して足底が外方、足背が内方を向く。「距骨が向かった方向と、足底が向く方向は同じ側」と結びつけると迷わない。高度の腫脹や皮膚の緊張、循環障害を伴うことが多いため、足背動脈の拍動と足趾の色調・知覚を確認し、固定のうえ速やかに医療機関へつなぐ。
| 脱臼の方向 | 足の見え方 | 固定される肢位・変形 |
|---|---|---|
| 前方脱臼 | 足が長くみえる | 伸展(背屈)位 |
| 後方脱臼 | 前足部が短くみえる | 屈曲(底屈)位 |
| 内方脱臼 | 足部が内方へ偏位 | 回外(内反)位・足底が内方 |
| 外方脱臼 | 足部が外方へ偏位 | 回内(外反)位・足底が外方=足背は内方 |
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