学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 柔道整復理論 ▸ §6 総論 骨折 / QJ26P067
理由で解く 柔道整復師
後遺症は「その部位の解剖のどこが弱点か」で決まります。前腕は2骨が骨間膜を挟んで並走するため過剰仮骨が橋を架けやすく、1が正しい組合せです。
後遺症を暗記でつなぐと取りこぼしますが、成り立ちで整理すると迷いません。過剰仮骨は骨膜が広く剥離し血腫が大きいところに生じ、隣接する2骨の間で起これば橋状仮骨となって回旋を止めます。阻血性骨壊死は栄養血管が遠位から近位へ逆行性に入る骨(大腿骨頭、手舟状骨近位、距骨体、月状骨)に固有です。ズデック骨萎縮(現在は複合性局所疼痛症候群I型に含めて理解されます)は四肢の遠位部、とくに橈骨遠位端骨折後に多く、外傷性骨化性筋炎は上腕筋の血腫が生じる肘周辺に多く出ます。
| 骨折 | 代表的な後遺症 | 成り立ち |
|---|---|---|
| 前腕両骨骨幹部骨折 | 過剰仮骨・橋状仮骨→回内外障害 | 2骨が骨間膜を挟んで近接 |
| 橈骨遠位端骨折 | ズデック骨萎縮、長母指伸筋腱皮下断裂 | 四肢遠位部/リスター結節の摩擦 |
| 大腿骨頸部内側・手舟状骨・距骨頸部 | 阻血性骨壊死、偽関節 | 栄養血管が遠位から逆行性に入る |
| 上腕骨顆上骨折・肘関節脱臼 | 外傷性骨化性筋炎、内反肘、フォルクマン拘縮 | 上腕筋の血腫、上腕動脈の走行 |
| 上腕骨外科頸骨折 | 腋窩神経損傷、肩関節拘縮 | 腋窩神経が外科頸を回る |
| 踵骨骨折 | 距骨下関節症、足部アーチ低下、腓骨筋腱障害 | 荷重関節・海綿質で壊死はまれ |
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