学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 整形外科学 ▸ §12 疾患別各論 骨端症 / QJ26P061
理由で解く 柔道整復師
ペルテス病は幼児〜学童(およそ4〜8歳)の男児に多い、大腿骨頭の阻血性壊死です。Drehmann徴候は大腿骨頭すべり症を代表する所見なので、4が誤りで、これが答えになります。
ペルテス病では大腿骨頭骨端への血流が途絶えて骨頭が壊死し、その後の修復過程で骨頭が扁平化・拡大します。痛みは股関節だけでなく大腿前面から膝に放散することが多く、「膝が痛い」と訴える小児こそ股関節を診るのが鉄則です。診察では患側の外転(開排)と内旋が制限され、跛行がみられます。骨頭が変形したまま成長を終えると臼蓋との適合が悪くなり、比較的若い年齢で変形性股関節症へ進みます。治療は変形した骨頭を臼蓋の中にしっかり包み込む(containment)という考え方が中心で、免荷・装具・骨切り術を、病期と発症年齢に応じて選びます。学童の跛行や膝痛をみたら、まず股関節の開排と内旋を左右で比べ、制限があれば画像評価につなぎましょう。
| ペルテス病 | 大腿骨頭すべり症 | |
|---|---|---|
| 好発年齢 | およそ4〜8歳 | およそ10〜15歳(思春期) |
| 体型・性差 | 男児、小柄・活発なことが多い | 男児、肥満傾向が多い |
| 本態 | 大腿骨頭骨端の阻血性壊死 | 成長軟骨部で骨端が後下方へずれる |
| 特徴的所見 | 開排制限・内旋制限、跛行 | Drehmann徴候、内旋制限、外旋位 |
| 共通点 | 膝痛として訴えることがある/将来の変形性股関節症の原因になる | |
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