学習トップ理由で解く 柔道整復師運動学 ▸ §7 運動発達 / QJ26A095

理由で解く 柔道整復師

QJ26A095 運動学

出典:第26回柔道整復師国家試験(2018)午前 問95
問題
物を投げる動作が正確にできるようになる時期はどれか。
選択肢
1 6か月
2 1歳
3 2 歳
4 3歳
解答
正解4(3歳)
解説

ボールなどを狙って正確に投げられるようになるのは3歳ごろです。正答は4です。

粗大運動の発達は「体幹の安定→移動の獲得→四肢の巧緻性」という順に進みます。生後6か月ごろは支えなしの座位が始まり、手の届く範囲で物を持ち替える段階です。1歳前後で独歩が始まり、物を放す・放り出す動きは現れますが方向は定まりません。2歳では走る、ボールを蹴る、両手でボールを投げるができるようになるものの、狙いは不正確です。3歳になると片足立ちや三輪車こぎが可能になり、姿勢の安定と上肢の協調が整って、目標に向かって上手投げでボールを投げられるようになります。投動作は「立位の保持+体重移動+上肢の振り+手を離すタイミングの調節」を同時にこなす複合動作なので、獲得が比較的遅い点を理解しておくと、年齢を根拠づけて選べます。

✓ 4. 正しい
3歳
片足立ちや三輪車こぎができる時期にあたり、姿勢制御と上肢の協調が揃います。目標に向かって正確に投げられるようになるのはこの時期です。
✗ 1. 誤り
6か月
支えなしの座位が始まり、物を手から手へ持ち替える段階です。投げる動作はまだ現れません。
✗ 2. 誤り
1歳
つかまり立ちから独歩が始まるころです。物を手放したり放り出したりする動きは見られますが、狙って投げることはできません。
✗ 3. 誤り
2 歳
走る、ボールを蹴る、両手で投げるといった動作はできますが、方向や距離の制御はまだ不正確です。
ポイント
  • 3歳=片足立ち・三輪車こぎ・目標に向かって正確に投げる。姿勢制御と上肢協調が揃う時期。
  • 2歳=走る、ボールを蹴る、両手で投げる(不正確)、一段ずつの階段昇降。
  • 1歳=つかまり立ちから独歩開始。物を放す・放り出すは出るが、狙えない。
  • 6か月=支えなしの座位、手から手への持ち替え。まだ移動も投球もない。
  • 投動作は姿勢保持・体重移動・上肢の振り・手を離すタイミングの複合。だから獲得が遅いと理解しておく。
比較表
年齢代表的な粗大運動投げる動作
6か月支えなしの座位、物の持ち替えまだ現れない
1歳つかまり立ち〜独歩開始放り出す程度で方向は定まらない
2歳走る、ボールを蹴る、階段昇降両手で投げるが不正確
3歳片足立ち、三輪車こぎ目標に向かって正確に投げられる
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