学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 必修問題 ▸ §9 上腕骨外科頸外転型骨折の診察および整復 / QJ26A022
理由で解く 柔道整復師
上腕骨外科頸外転型骨折では遠位骨片が外転位をとり、骨折部は前内方に凸となる。正答は1。
外科頸は解剖頸のすぐ遠位、大結節・小結節より下でくびれた部分にあたり、海綿骨から皮質骨へ移行する力学的な弱点である。高齢者が転倒して手や肘をつき、肩に外転が強制されれば外転型、内転が強制されれば内転型となる。外転型では遠位骨片が外転して近位骨片(骨頭)の内側へ入り込み、同時に前方へ屈曲するため、両骨片がなす角の頂点=骨折部は前内方を向く。骨頭は相対的に内転位をとり、上腕軸は外転位を示す。内転型はこの鏡像で、骨折部は前外方凸となる。「遠位骨片が外転すれば骨折部は内側へ突き出る」と方向のセットで覚えると、変形を丸暗記せずに導ける。
| 項目 | 外転型 | 内転型 |
|---|---|---|
| 発生機序 | 肩の外転が強制される | 肩の内転が強制される |
| 遠位骨片 | 外転し前内方へ(嵌入することあり) | 内転し前外方へ |
| 骨折部の変形 | 前内方凸 | 前外方凸 |
| 上腕軸 | 外転位 | 内転位 |
| 頻度 | 多い | 少ない |
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