学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 必修問題 ▸ §11 コーレス(Colles)骨折の診察および整復 / QJ26A023
理由で解く 柔道整復師
コーレス骨折は手関節背屈強制で生じる橈骨遠位端骨折で、遠位骨片は背側すなわち手背方向へ転位する。よって2が正しい。
転倒して手掌をつき、手関節が背屈と回内を強制されることで橈骨遠位端部が折れる。遠位骨片は背側・橈側へ転位し、さらに短縮・回外を伴う。この転位を見る方向を変えて言い換えたのが二つの変形名で、側面から見ると背側転位のためにフォークを伏せたような段差ができてフォーク状変形、正面(背側)から見ると橈側転位のために銃剣を差したような輪郭になり銃剣状変形と呼ぶ。「側面=背側転位=フォーク状」「正面=橈側転位=銃剣状」と、方向と名称をペアで結び付けておくと選択肢の入れ替えに強くなる。高齢女性に多く骨粗鬆症を背景に持つことが多いため、整復・固定後は手指の自動運動と肩関節の運動を早期から指導し、複合性局所疼痛症候群(ズデック骨萎縮)や肩手症候群を防ぐ関わりが求められる。
| 項目 | コーレス骨折 | スミス骨折 |
|---|---|---|
| 別名 | 伸展型 | 屈曲型(逆コーレス骨折) |
| 受傷機転 | 手関節背屈強制(手掌をつく) | 手関節掌屈強制(手背をつく) |
| 遠位骨片の転位 | 背側(手背方向)・橈側・短縮 | 掌側・短縮 |
| 側面から見た変形 | フォーク状変形 | 掌側凸の変形(逆フォーク状) |
| 正面から見た変形 | 銃剣状変形 | 目立たない |
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