学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 必修問題 ▸ §39 病理学概論 / QJ26A009
理由で解く 柔道整復師
粘膜に起こり、粘液の分泌が著明に亢進する滲出性炎はカタル性炎である。
滲出性炎は、血管から漏れ出す滲出物の性状によって分類する。カタル性炎は粘膜に生じる炎症で、杯細胞や粘液腺からの粘液分泌が著しく増えるのが特徴であり、鼻カタル(かぜの鼻汁)、気管支カタル、腸カタルが代表例である。滲出物に漿液が多ければ漿液性カタル、膿が混じれば化膿性カタルと呼び分ける。組織の破壊は比較的軽く、多くは可逆的に治まる。設問文にある「呼吸器や消化管などの粘膜」という条件がそのままヒントで、「粘膜+粘液の増加=カタル」と結びつけて覚えるとよい。
| 滲出性炎 | 主な滲出物 | 好発部位 | 代表例 |
|---|---|---|---|
| 漿液性炎 | 漿液(蛋白に乏しい液) | 漿膜・皮膚・粘膜 | 熱傷の水疱、胸水・腹水 |
| カタル性炎 | 粘液 | 粘膜(呼吸器・消化管) | 鼻カタル、気管支カタル、腸カタル |
| 線維素性炎 | フィブリン | 漿膜・粘膜 | ジフテリアの偽膜、絨毛心 |
| 化膿性炎 | 膿(好中球) | 全身どこでも | 膿瘍、蜂窩織炎、蓄膿 |
解説に誤り・改善点があればお知らせください。件名と本文は自動入力済みです(編集できます)。お名前・メールアドレスは任意です。送信内容は玄康株式会社(黒澤一弘)に届きます。