学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 柔道整復理論 ▸ §24 臨床実地問題 / QJ25P110
理由で解く 柔道整復師
インステップキック(足関節の強い底屈)で足関節後方が痛み、休むと軽快し再開で再燃、他動的な底屈強制で疼痛が再現される――この経過は有痛性三角骨(足関節後方インピンジメント)に典型的です。
三角骨は距骨後突起の外側結節が距骨本体と癒合せずに残った過剰骨です。足関節を強く底屈すると、この部位が脛骨後縁と踵骨の間で挟み込まれ、周囲の滑膜や長母趾屈筋腱に炎症が生じて痛みを起こします。サッカーのインステップキックやバレエのポワントなど、底屈を反復・強制する動作で発症しやすく、練習を休めば軽快し再開で再発するという波のある経過をたどります。確認には足関節側面の単純エックス線で三角骨の存在をみます。対応は底屈強制動作の一時的な制限とアイシング、練習量の調整で、症状が繰り返す場合は整形外科での局所注射や摘出術の検討につなげます。
| 疾患 | 圧痛部位 | 誘発される動作・機転 |
|---|---|---|
| 有痛性三角骨 | 足関節後部 | 他動的な底屈強制。キック動作、つま先立ち |
| 足根洞症候群 | 外果の前下方(足根洞) | 内返し捻挫後の遺残痛・不安定感 |
| 有痛性外脛骨 | 舟状骨内側の隆起 | 後脛骨筋腱の牽引、扁平足傾向、靴の圧迫 |
| 二分靱帯損傷 | 足背外側(踵骨前方突起) | 内返し強制 |
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