学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 柔道整復理論 ▸ §22 各論(軟部組織損傷) 上肢 / QJ25P096
理由で解く 柔道整復師
キーンベック病(月状骨軟化症)は20~40歳台の、手を酷使する成人に好発します。他の3つは成長期の骨端核に生じる骨端症で、成人発症とは結びつきません。
骨端症は、骨端核が存在する成長期に血行が障害されて壊死・分節化・修復をたどる病態です。したがって発症年齢は骨端核が活動している時期に限られ、その部位の骨端核が閉じてしまえば発症しません。パンナー病は上腕骨小頭(5~10歳頃の男児)、フライバーグ病は第2中足骨頭(思春期の女子に多い)、セーバー病は踵骨骨端(8~12歳前後でアキレス腱の牽引が加わる年代)が舞台です。一方キーンベック病は月状骨に生じる阻血性壊死で、成長が終わった年代に、手関節への反復した負荷や尺骨マイナス変異などを背景に発症します。
| 疾患 | 部位 | 好発年齢・性 |
|---|---|---|
| キーンベック病 | 月状骨 | 20~40歳台の成人(手を使う作業者に多い) |
| パンナー病 | 上腕骨小頭 | 5~10歳頃(10歳未満)の男児 |
| (参考)離断性骨軟骨炎 | 上腕骨小頭 | おおむね10歳以降~思春期 |
| フライバーグ病 | 第2中足骨頭 | 思春期、女子に多い |
| セーバー病 | 踵骨骨端 | 8~12歳前後 |
解説に誤り・改善点があればお知らせください。件名と本文は自動入力済みです(編集できます)。お名前・メールアドレスは任意です。送信内容は玄康株式会社(黒澤一弘)に届きます。