学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 柔道整復理論 ▸ §22 各論(軟部組織損傷) 上肢 / QJ25P095
理由で解く 柔道整復師
上腕骨内側上顆には円回内筋・橈側手根屈筋・尺側手根屈筋などの前腕屈筋回内筋群が起始し、内側上顆炎はこの共同起始部の使いすぎで生じます。よって「上腕骨内側上顆炎-尺側手根屈筋」が正しい組合せです。
起始部と症状部位を結びつけると整理できます。外側上顆には手関節伸筋群が起始し、外側上顆炎(テニス肘)では短橈側手根伸筋の起始部が主座になります。内側上顆には屈筋回内筋群が起始し、ゴルフのスイングや投球の加速期など前腕回内・手関節掌屈を繰り返す動作で内側上顆炎が起こります。ステナー損傷は母指MP関節尺側側副靱帯の断端が母指内転筋腱膜の表層に乗り上げて元に戻れなくなった状態、ばね指は屈筋腱とA1腱鞘(靱帯性腱鞘)の間の通過障害で、それぞれ関与する筋・腱が異なります。
| 疾患・損傷 | 部位 | 関連する筋・腱 |
|---|---|---|
| 上腕骨外側上顆炎 | 外側上顆(伸筋共同起始) | 短橈側手根伸筋(次いで総指伸筋) |
| 上腕骨内側上顆炎 | 内側上顆(屈筋回内筋群の起始) | 円回内筋・橈側手根屈筋・尺側手根屈筋など |
| ステナー損傷 | 母指MP関節尺側 | 母指内転筋腱膜が靱帯断端に介在 |
| ばね指 | MP関節掌側のA1腱鞘 | 母指=長母指屈筋腱、他指=浅/深指屈筋腱 |
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