学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 柔道整復理論 ▸ §6 総論 骨折 / QJ25P070
理由で解く 柔道整復師
骨折の治癒は「血腫形成 → 結合織内骨化 → 軟骨内骨化 → リモデリング」の順で進む。まず出血で足場をつくり、骨膜側から膜性の骨化が始まり、遅れて骨折間隙が軟骨を介して骨化する流れである。
骨折すると骨髄・骨膜・周囲軟部組織からの出血で血腫が形成され、これが炎症細胞と間葉系細胞を呼び込む足場となる。次に骨膜内層の細胞が増殖し、血行が保たれている骨膜側では軟骨を経ずに直接骨がつくられる(結合織内骨化=膜内骨化)。一方、骨折間隙のように血行に乏しく力学的に不安定な部分では、いったん軟骨が形成され、それが石灰化してから骨に置き換わる(軟骨内骨化)。こうしてできた仮骨が硬化し、最後に長期間かけて過剰な骨が吸収され、力学的な負荷方向に沿って骨梁が再配列するリモデリングで完成する。順序を丸暗記するのではなく、「出血が最初、造り替えが最後、間にある2つは血行のよい骨膜側が先」と理解すれば取り違えない。
| 段階 | 主な出来事 | 意味づけ |
|---|---|---|
| 1. 血腫形成 | 骨髄・骨膜・軟部組織からの出血 | 修復細胞を集める足場 |
| 2. 結合織内骨化 | 骨膜内層から直接骨形成 | 血行が良い部分が先行 |
| 3. 軟骨内骨化 | 骨折間隙に軟骨→石灰化→骨に置換 | 血行に乏しい部分が後追い |
| 4. リモデリング | 過剰仮骨の吸収と骨梁の再配列 | 力学的に適した形へ造り替え |
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