学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 柔道整復理論 ▸ §6 総論 骨折 / QJ25P068
理由で解く 柔道整復師
疲労骨折は正常な骨に、1回では骨折を起こさない程度の力が繰り返し加わって生じる骨折である。主症状は患部の疼痛で、運動時痛と限局性の圧痛が中心となる。
骨折は成因によって、正常骨に1回の大きな外力が加わる外傷性骨折、骨腫瘍や骨粗鬆症など病的状態のある骨にわずかな力で起こる病的骨折、そして正常骨に小さな力が反復して加わる疲労骨折に分けられる。疲労骨折では骨の微小損傷が修復を上回って蓄積し、やがて骨皮質に骨折線が現れる。初期はX線で所見が乏しく、運動時の痛みと骨表面をピンポイントで押したときの圧痛、限局性の腫脹や熱感が手がかりとなる。発生部位は荷重のかかる下肢に多く、脛骨・中足骨・腓骨が代表である。上肢では投球や体操など特定の動作を繰り返す競技で尺骨や肋骨に生じることがあるが、頻度は下肢に及ばない。
| 外傷性骨折 | 病的骨折 | 疲労骨折 | |
|---|---|---|---|
| 骨の状態 | 正常 | 異常(腫瘍・骨粗鬆症など) | 正常 |
| 外力 | 1回の大きな力 | 軽微な力 | 小さな力の反復 |
| 主症状 | 疼痛・変形・機能障害 | 基礎疾患の症状+疼痛 | 運動時痛と限局性圧痛 |
| 好発 | 部位を問わない | 脊椎・大腿骨頸部など | 脛骨・中足骨・腓骨 |
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