学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 一般臨床医学 ▸ §21 臨床実地問題 / QJ25P043
理由で解く 柔道整復師
高血圧を背景とした脳出血で右上下肢が完全麻痺した症例。病変は麻痺と反対側の左大脳半球にあり、再発予防の柱は血圧の管理である。
随意運動を伝える皮質脊髄路(錐体路)は延髄下端の錐体交叉で対側へ渡るため、右半身の麻痺は左大脳半球の病変を意味する。高血圧性脳出血は被殻や視床など穿通枝の支配領域に起こりやすく、上位運動ニューロンが断たれることで腱反射亢進・痙縮・病的反射陽性という所見が揃う。慢性期には上肢が屈曲し下肢が伸展するウェルニッケ・マン肢位をとりやすく、装具の選択や介助のしかたもこの姿勢を前提に組み立てる。再発率の高い病態なので、降圧薬の継続と家庭血圧の測定、減塩・禁煙・節酒・体重管理を生活の中に定着させることが在宅療養の中心課題になる。
| 項目 | 選択肢の記載 | 本例で妥当な内容 |
|---|---|---|
| バビンスキー反射 | 母趾は足底側に屈曲 | 母趾は背屈し他趾が開扇(陽性=錐体路障害) |
| 右上肢の姿勢 | バレー肢位 | ウェルニッケ・マン肢位(上肢屈曲・下肢伸展) |
| 画像所見 | 右大脳半球に病変 | 左大脳半球に病変(錐体交叉により対側支配) |
| 再発予防 | 血圧の管理 | そのとおり。降圧薬の継続、家庭血圧測定、減塩・禁煙・節酒 |
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