学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 一般臨床医学 ▸ §18 主要な疾患 腎・尿路疾患 / QJ25P041
理由で解く 柔道整復師
前立腺肥大症では膀胱刺激により尿意切迫感などの蓄尿症状が出現し、尿路結石は突然の激しい疝痛で発症する。正答は2と3。
前立腺肥大症は加齢に伴って内腺が肥大し尿道を圧迫する疾患で、症状は排尿症状(尿線細小、排尿遅延、腹圧排尿)だけではない。閉塞に抗って排尿するうちに膀胱の排尿筋が肥厚・過敏となり、頻尿・夜間頻尿・尿意切迫感といった蓄尿症状(過活動膀胱症状)も高頻度に現れる。尿路結石は結石が尿管に嵌頓して尿管が痙攣し、上流の腎盂内圧が急上昇することで突然の激烈な疝痛を起こす。痛みの部位は結石の位置で変わり、上部尿管なら側腹部から腰背部、下部尿管まで下降すると下腹部から鼠径部・外陰部へ放散し、血尿や悪心・嘔吐を伴う。急に始まり、体位を変えても和らがない痛みが特徴である。腎不全の治療の中心は血液透析・腹膜透析であり、単純性膀胱炎の起炎菌は大腸菌が大半を占める。突然の激しい側腹部痛や排尿困難、発熱を伴う場合は施術より医療機関の受診を優先して勧める。
| 疾患 | 主症状 | 要点 |
|---|---|---|
| 前立腺肥大症 | 排尿遅延、尿線細小、頻尿、尿意切迫感、残尿感 | 閉塞+膀胱の過活動。進行すると尿閉 |
| 尿路結石 | 突然の激しい疝痛、血尿、悪心・嘔吐 | 痛みの部位は結石の位置で変化する |
| 単純性膀胱炎 | 頻尿、排尿時痛、残尿感 | 起炎菌は大腸菌が最多、発熱は伴わない |
| 腎盂腎炎 | 発熱、悪寒、肋骨脊柱角の叩打痛 | 上行性感染。全身症状を伴う |
| 慢性腎不全 | 倦怠感、浮腫、貧血、電解質異常 | 腎代替療法は血液透析・腹膜透析・腎移植 |
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