学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 病理学概論 ▸ §7 炎症 / QJ25A102
理由で解く 柔道整復師
ゴム腫は第3期梅毒でみられる慢性肉芽腫で、中心のゴム様壊死を、形質細胞を含む肉芽組織と豊富な線維化が取り囲みます。
梅毒トレポネーマに対する遅延型(Ⅳ型)アレルギーを背景に、感染から数年以上を経て形成される特異性炎の一種です。肉眼的にはゴムのような弾力を持つ結節で、中心部は無構造の壊死巣となり、その周囲をリンパ球と形質細胞の浸潤、類上皮細胞、線維芽細胞の増生が取り囲みます。形質細胞浸潤が目立つことと、閉塞性動脈内膜炎を伴うことが梅毒性病変の特徴です。線維化が強いため、治癒過程で瘢痕収縮を起こし、鼻中隔に生じれば鞍鼻、口蓋なら穿孔、肝なら分葉肝といった変形を残します。結核結節と同じ肉芽腫でも、乾酪壊死とラングハンス巨細胞が主役の結核とは構成細胞が異なる点を押さえます。
| 肉芽腫 | 中心部 | 主な浸潤細胞 | 線維化 |
|---|---|---|---|
| ゴム腫(梅毒) | ゴム様壊死 | 形質細胞、リンパ球、類上皮細胞 | 豊富 |
| 結核結節 | 乾酪壊死 | 類上皮細胞、ラングハンス巨細胞、リンパ球 | 治癒期に線維化・石灰化 |
| サルコイドーシス | 壊死を伴わない | 類上皮細胞、多核巨細胞 | 比較的乏しい |
| ハンセン病(らい腫型) | 壊死は目立たない | 泡沫状のレプラ細胞 | 乏しい |
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