学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 生理学 ▸ §14 感覚の生理 / QJ25A082
理由で解く 柔道整復師
筋紡錘は筋の長さと伸張速度を感知する受容器で、その中身である錘内筋線維の両端はγ運動線維(γ運動ニューロン)に支配されている。
筋紡錘は結合組織性の被膜に包まれた紡錘形の器官で、力を発生する錘外筋線維に対して並列に埋め込まれている。並列であるため、筋が伸ばされると筋紡錘も同時に引き伸ばされ、中央部に巻きついたIa群求心性線維(および核鎖線維に終わるII群線維)が興奮して、脊髄でα運動ニューロンを単シナプス性に興奮させる。これが伸張反射(腱反射)である。ここで問題になるのは、筋が収縮して短くなると筋紡錘がたるみ、感度が落ちてしまうことである。これを補うのがγ運動ニューロンで、錘内筋線維の両端(収縮性のある部分)を収縮させて中央の感覚部を常に張った状態に保つ。随意運動時にはαとγが同時に活動する(α−γ連関)ため、筋が短くなっても筋紡錘は長さの情報を送り続けられる。長さを測る筋紡錘に対し、腱にあって張力を測るのがゴルジ腱器官(Ib群、錘外筋線維と直列、Ib抑制)で、この対比が試験の要である。
| 筋紡錘 | ゴルジ腱器官 | |
|---|---|---|
| 位置 | 筋腹内、錘外筋線維と並列 | 筋腱移行部、錘外筋線維と直列 |
| 感知する量 | 筋の長さ・伸張速度 | 筋の張力 |
| 求心性線維 | Ia群・II群 | Ib群 |
| 遠心性支配 | γ運動線維(錘内筋線維へ) | なし |
| 反射効果 | 伸張反射(同名筋を興奮) | Ib抑制(同名筋を抑制) |
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