学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 生理学 ▸ §13 筋肉の機能 / QJ25A081
理由で解く 柔道整復師
神経筋接合部の伝達物質はアセチルコリンで、放出するのは運動神経の終末側、受け取るのが筋側の終板です。働き終えたアセチルコリンは酵素で速やかに分解されるので、正解は4です。
運動神経の活動電位が終末に届くと電位依存性Ca²⁺チャネルが開き、流入したCa²⁺がシナプス小胞の開口分泌を引き起こしてアセチルコリンがシナプス間隙に放出されます。アセチルコリンは終板膜のニコチン性受容体に結合し、この受容体そのものが陽イオンチャネルなので主にNa⁺が流入して終板電位(脱分極)が生じます。終板電位が閾値に達すると筋線維膜に活動電位が発生し、興奮収縮連関を経て収縮に至ります。役目を終えたアセチルコリンはシナプス間隙のアセチルコリンエステラーゼによってコリンと酢酸に分解され、1回の信号がそこで終了します。分解で生じたコリンは神経終末に再取り込みされ、アセチルコリンの再合成に再利用されます。「放出→結合→脱分極→分解」という一方向の流れを順番で押さえると、どの肢が流れのどこを言い換えているのかが見えてきます。
| 比較項目 | 神経筋接合部(骨格筋) | 交感神経節後線維→効果器 |
|---|---|---|
| 伝達物質 | アセチルコリン | ノルアドレナリン(汗腺などは例外的にアセチルコリン) |
| 受容体 | ニコチン性(イオンチャネル型) | アドレナリン受容体(Gタンパク質共役型) |
| 後膜の応答 | 脱分極(終板電位) | 細胞内情報伝達系を介した多様な応答 |
| 失活の仕方 | アセチルコリンエステラーゼによる分解 | 神経終末への再取り込みが主体 |
| アドレナリンの立場 | 関与しない | 副腎髄質から分泌される血中ホルモンとして作用 |
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