学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 生理学 ▸ §13 筋肉の機能 / QJ25A080
理由で解く 柔道整復師
筋収縮では、太いミオシンフィラメントの間へ細いアクチンフィラメントが滑り込んでサルコメアが短くなる(滑り説)。フィラメント自体の長さは変わらない。
運動神経の興奮が神経筋接合部でアセチルコリンを放出し、筋線維に活動電位が生じる。これがT管を伝わって筋小胞体からCa²⁺を放出させる(興奮収縮連関)。Ca²⁺がトロポニンCに結合するとトロポミオシンの位置がずれ、アクチン上のミオシン結合部位が露出する。ミオシン頭部が結合して首を振り(パワーストローク)、アクチンをサルコメア中央のM線側へ引き込む。ここでATPを分解してエネルギーを使い、次のATPが頭部に結合すると結合が外れて次のサイクルに入る。この過程でA帯の長さは変わらず、I帯とH帯が狭くなるのが滑り説の裏づけである。弛緩はCa²⁺ポンプがCa²⁺を筋小胞体へ回収することで起こる。
| サルコメアの構造 | 中身 | 収縮時の変化 |
|---|---|---|
| A帯(暗帯) | 太いフィラメント(ミオシン)を含む | 変わらない |
| I帯(明帯) | 細いフィラメント(アクチン)のみ | 短くなる |
| H帯 | ミオシンのみでアクチンが重ならない部分 | 短くなる |
| Z帯からZ帯まで(サルコメア) | 収縮の単位 | 短くなる |
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