学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 柔道整復理論 ▸ §16 各論(骨折) 上肢 / QJ24P077
理由で解く 柔道整復師
肩甲骨外科頸骨折では関節窩を含む骨片が下垂し、肩の輪郭が肩関節前方脱臼に似た形になる。両者の鑑別が必要となる。
肩甲骨外科頸は関節窩のすぐ内側のくびれで、ここで折れると関節窩を含む骨片が上腕骨とともに下垂し、三角筋部の膨隆が減って肩峰が突出する。見た目は前方脱臼の三角筋部平坦化・肩峰突出とよく似るが、脱臼と違って関節頭は関節窩に収まっているため弾発性固定はなく、骨折部に限局した圧痛と軋轢音、上腕への軸圧による介達痛が得られる。触診と慎重な他動運動で見当をつけ、確定診断のため医師へ紹介する。
| 所見 | 肩甲骨外科頸骨折 | 肩関節前方脱臼 |
|---|---|---|
| 肩の輪郭 | 三角筋部の膨隆減少、肩峰突出 | 三角筋部平坦化、肩峰突出 |
| 弾発性固定 | なし | あり |
| 軋轢音 | あり | なし |
| 関節頭の位置 | 関節窩内(骨片ごと下垂) | 関節窩外(前下方) |
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