学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 柔道整復理論 ▸ §16 各論(骨折) 上肢 / QJ24P078
理由で解く 柔道整復師
解剖頸骨折は骨頭への血行が断たれて阻血性骨頭壊死を招き、大結節骨折は転位したまま癒合すると肩峰下でのインピンジメントを残す。上腕骨近位部は「どこで折れると何が起こるか」が決まっている。
上腕骨頭は前・後上腕回旋動脈から分枝する血管が骨頭に入って栄養する。解剖頸は関節包内にあり、ここで折れると分枝が途絶えて骨頭が壊死しやすい(大腿骨頸部内側骨折と同じ理屈)。大結節には棘上筋・棘下筋・小円筋が付き、骨折すると骨片は上後方へ引かれる。転位が残ると肩峰下腔が狭くなり、外転・挙上時に引っかかって痛みと可動域制限が続く。近位部骨折では腋窩神経麻痺と肩の拘縮の予防を意識して管理する。
| 骨折部位 | 関与する要素 | 合併症・後遺症 |
|---|---|---|
| 解剖頸 | 関節包内、栄養血管 | 阻血性骨頭壊死 |
| 大結節 | 棘上筋・棘下筋・小円筋 | インピンジメント(前方脱臼に合併) |
| 小結節 | 肩甲下筋 | 後方脱臼に合併 |
| 外科頸 | 関節包外 | 腋窩神経麻痺 |
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