学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 整形外科学 ▸ §25 臨床実地問題 / QJ24P065
理由で解く 柔道整復師
オスグッド・シュラッター病は脛骨粗面という関節の外に生じる骨端症で、関節内に液体がたまることはなく、経過も慢性である。この症例には当てはまらないので答えは2。
提示されているのは、10歳の男児、2日という短い経過、急激に増強する痛み、腫脹と熱感、そして関節エコーで確認された関節内の液体貯留である。関節内に液体がたまっているという事実は、病変が関節の内側にあることを意味しており、この一点で関節外の疾患を除外できる。臨床上まず除外すべきは化膿性関節炎で、放置すれば数日で関節軟骨が破壊される。発熱や全身状態、血液検査での炎症反応、関節穿刺による関節液の性状確認と培養が必要になるため、この所見の組合せに出会ったらその場で経過をみるのではなく、直ちに医療機関へつなぐ。
| 疾患 | 病変の場所 | 関節液貯留 | 経過 |
|---|---|---|---|
| 離断性骨軟骨炎 | 関節内(大腿骨顆部) | あり(水腫) | 慢性〜遊離体で急性増悪 |
| オスグッド・シュラッター病 | 関節外(脛骨粗面) | なし | 慢性(数か月) |
| 前十字靱帯付着部脛骨裂離骨折 | 関節内(顆間隆起) | あり(血腫) | 急性(外傷) |
| 化膿性関節炎 | 関節内 | あり(膿性) | 急性・急速に増悪 |
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