学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 整形外科学 ▸ §14 疾患別各論 神経・筋疾患 / QJ24P059
理由で解く 柔道整復師
筋萎縮性側索硬化症(ALS)は運動ニューロンだけが選択的に障害される疾患で、感覚は保たれる。したがってみられないのは3。
ALSでは上位運動ニューロン障害(腱反射亢進、痙縮、バビンスキー徴候などの病的反射)と、下位運動ニューロン障害(筋萎縮、線維束性収縮、脱力)が同時に現れるのが特徴である。延髄の運動核が侵されれば球麻痺として構音障害・嚥下障害が出現し、進行すれば呼吸筋麻痺に至る。一方で終末期近くまで侵されにくい機能が「四大陰性徴候」としてまとめられており、感覚障害・膀胱直腸障害・眼球運動障害・褥瘡がこれに当たる。感覚と知的機能が保たれているということは、体位や接触の不快感が本人にきちんと伝わっているということでもあるので、意思疎通の手段を確保したうえで関わることが大切になる。
| ALSでみられる | ALSでみられにくい(四大陰性徴候) |
|---|---|
| 筋萎縮・線維束性収縮(下位) | 感覚障害 |
| 腱反射亢進・病的反射・痙縮(上位) | 膀胱直腸障害 |
| 構音障害・嚥下障害(球麻痺) | 眼球運動障害 |
| 呼吸筋麻痺 | 褥瘡 |
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