学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 病理学概論 ▸ §9 腫瘍 / QJ24A106
理由で解く 柔道整復師
正しい組合せはエプスタイン・バーウイルス(EBV)とバーキットリンパ腫である。EBVはB細胞に感染し、この腫瘍の発生に関与する。
発がんに関わるウイルスは「ウイルス→腫瘍」の対で丸ごと覚えるのが最も効率がよい。EBV(ヒトヘルペスウイルス4型)はB細胞に感染し、伝染性単核球症を起こすほか、バーキットリンパ腫、上咽頭癌、ホジキンリンパ腫、移植後リンパ増殖性疾患などに関与する。バーキットリンパ腫ではc-myc遺伝子が免疫グロブリン重鎖遺伝子座へ転座する t(8;14) が特徴的で、マラリア流行地であるアフリカ中部の小児に多い顎骨の腫瘤として知られる。ほかにB型・C型肝炎ウイルスは慢性肝炎から肝硬変を経て肝細胞癌へ、ヒトパピローマウイルス(16型・18型など)は子宮頸癌へ、HTLV-1は成人T細胞白血病へ、ヘリコバクター・ピロリ(細菌)は胃癌・MALTリンパ腫へ、というように原因と結果を一対一で結びつけておきたい。
| 病原体 | 関連する腫瘍 | 補足 |
|---|---|---|
| EBV(HHV-4) | バーキットリンパ腫、上咽頭癌、ホジキンリンパ腫 | B細胞に感染。t(8;14)・c-myc転座 |
| HBV・HCV | 肝細胞癌 | 慢性肝炎→肝硬変→肝細胞癌 |
| HTLV-1 | 成人T細胞白血病 | 母乳を介した母子感染。日本の南西部に多い |
| HPV(16・18型) | 子宮頸癌、中咽頭癌 | ワクチンによる一次予防あり |
| HHV-8 | カポジ肉腫 | AIDSに合併しやすい |
| ヘリコバクター・ピロリ(細菌) | 胃癌、MALTリンパ腫 | 除菌療法がある |
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