学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 生理学 ▸ §9 内分泌 / QJ24A078
理由で解く 柔道整復師
上皮小体ホルモン(パラソルモン)は血中カルシウム濃度を上げるペプチドホルモンです。低カルシウム血症が分泌の刺激になります。
上皮小体(副甲状腺)は甲状腺の背面に付着した米粒大の内分泌腺で、通常4個あります。ここの主細胞は血中のカルシウム濃度を常に監視しており、濃度が下がるとホルモンの分泌を増やします。作用は3方向で、骨では骨吸収を進めてカルシウムを血中へ動員し、腎臓ではカルシウムの再吸収を高めるとともにリンの排泄を促し、さらに腎臓で活性型ビタミンDの合成を促進することで腸管からのカルシウム吸収を間接的に増やします。血中カルシウムを下げる方向に働くのは甲状腺の傍濾胞細胞から出るカルシトニンで、両者が拮抗して濃度を一定に保っています。名称が甲状腺と紛らわしいため、「上皮小体は甲状腺の裏側にある別の腺」と位置関係で覚えておくと確実です。
| 上皮小体ホルモン | カルシトニン | 活性型ビタミンD | |
|---|---|---|---|
| 産生部位 | 上皮小体(副甲状腺) | 甲状腺傍濾胞細胞 | 腎臓で活性化 |
| 分泌刺激 | 低カルシウム血症 | 高カルシウム血症 | 上皮小体ホルモン |
| 骨 | 骨吸収を促進 | 骨吸収を抑制 | 骨の石灰化を支える |
| 腎 | カルシウム再吸収↑、リン排泄↑ | カルシウム排泄↑ | カルシウム再吸収↑ |
| 血中カルシウム | 上昇 | 低下 | 上昇 |
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